今日の鹿島戦
前節のさいたまダービーでまさかの敗北を喫していたから、それを払しょくするためにも何としても勝利が欲しい試合だった
今日の埼玉スタジアムはチケットが売り切れとなるほどの超満員だった
スタジアムに行くと子供連れの家族から老夫婦まで老若男女さまざまな人がスタジアムに集結していた
ここにいるみんなが浦和レッズを応援しに来ていると考えると、すごいなと改めて感じた
選手入場の時にはゴール裏に大きな幕とコレオグラフィで選手を鼓舞していた
試合は浦和がボールを回しながらチャンスをうかがう時間が長かった
その中で鹿島が金崎の個人技で強引にシュートを打ったのが浦和の選手に当たりコースが変わりゴールに吸い込まれていった
その後も浦和がパスをつないで攻撃を組み立てるも鹿島が縦パスをカットして防いだり、チャンスでもゴールを決めることができず、そのまま試合が終了した
鹿島には昨シーズンのチャンピオンシップでの敗戦を払しょくする意味でもなんとしても勝利したかったが、なかなかうまくいかず負けてしまった
これで連敗
しかも2試合連続で無得点
ここ2試合の連敗を振り返ると、攻撃を組み立てようとはしているけれどなかなか縦パスが通らなかったり、縦パスが通って相手のゴールの近くに行っても相手のディフェンダーを剝がし切れずにゴールに至れないという状況が多い
また、相手のディフェンダー剝がしてもシュートを枠に飛ばせずゴールできていない
調子のいいときの浦和はメンバー同士の連動がうまくいっていて、ダイレクトプレーや少ないタッチでのパスで相手のディフェンダーを置き去りにしているのに、ここ2試合はそれがあまり見られなかった
そういったところも点が取れない要因なのかな
また得点を量産するサッカーができるように修正してほしい
現状のことはここまでにして、今日の敗戦を受けてTwitter上では観客が多く入る試合は負ける確率が高いような気がするという話題が出ていた
実際昨シーズンからの集計だとリーグ戦及びチャンピオンシップの試合で45000人以上動員した試合は全て勝つことができていない
具体的には鹿島との3試合で3敗、横浜とは引き分け、大宮とも引き分けている
これが動員多いと勝てないというイメージの引き金なのかなと思ったけど一応ペトロビッチ体制になってからのホームの勝率と比較しつつ考えてみたいと思い、まとめてみた
まず動員関係なく、ホームでのリーグ戦及びチャンピオンシップの対戦結果は以下のようになっている
↑ペトロビッチ体制になって以降のホームでのリーグ戦及びチャンピオンシップの対戦結果(2017年5月4日時点)
鹿島、甲府、横浜、ガンバ、川崎、FC東京以外のチームには勝率50%以上となっている
そして一応全チームからホームで勝利することができている
次にペトロビッチ体制になって以降45000人以上動員したホームでのリーグ戦及びチャンピオンシップの対戦結果は以下のようになった
↑ペトロビッチ体制になって以降のホームでのリーグ戦及びチャンピオンシップで45000人以上動員した試合の対戦結果(2017年5月4日時点)
名古屋、神戸には勝ち越しているもののその他のチームは勝率50%以下になっている
ホーム全試合と観客動員45000人以上の試合の勝率を比較したら以下の結果になった
↑ペトロビッチ体制になって以降のリーグ戦及びチャンピオンシップのホーム全試合と45000人以上動員した試合の勝敗率(2017年5月4日時点)
ホーム全試合の勝率は60.9%であるのに対して、45000人以上観客が入った試合の勝率は38.9%とかなり勝率が下がっている
また、負ける率もホーム全試合では18.5%であるのに対して、45000人以上観客が入った試合は44.4%と倍以上になっている
実際45000人以上の観客が入る試合というのはリーグの中で強い相手または調子が良い相手である場合が多く、このような結果にホーム全試合と比べて勝率が下がるのは当たり前ともいえる
しかし、45000人以上の観客を動員した試合では勝った割合よりも負けた割合のほうが多くなっているのは悲しい結果である
また、45000人を超える観客がくる注目試合で負ける率が最も高いことは「勝負弱い」と言われる要因とも考えられる
多くの観客がいる試合には普段試合を見に来ない人も多く来るから、その人たちにとっては自分がスタジアムに行くと負けるという気分になってしまっているかもしれない
そういう人たちには観客が多く入る試合以外を見に行けば勝つ確率が高くなるということを伝えたい
ここからは自分の仮説だけど、なぜ多くの観客が来る試合の勝率が下がって負ける率が上がるのか?
1つは前にも書いた観客が入る試合は注目されている試合で、相手も強いということが言える
もう1つの仮説として、浦和のサッカーは焦りに弱く、観客が多い試合では焦りを生みやすいということが言えると考える
浦和のサッカーは、ディフェンスラインからこつこつパスをつなぎ、美しく相手を崩してゴールを決めるサッカーで、試合後のハイライトは何回見ても面白い
でも、スタジアムで見ているときは観客の熱が時に浦和のサッカーの邪魔になっているのではと感じることもある
例えば、1点リードされた状態での後半40分前後の時に、普段の浦和だったら最終ラインから組み立てて着実にゴールに向かうところを、スタジアムが急いでゴールに向かってほしいという焦りの雰囲気になった場合、ミスが多くなったりパワープレイで何とかしようとしたりと雰囲気に選手および監督が飲み込まれるということがよくある
観客が多い試合だとスタジアムの焦りというのもより濃くなるし、大事な試合であれば選手たちもより焦ってしまい、結局うまくかみ合わずグダグダなまま試合が終わってしまう
このような多くの観客がいることで焦りの雰囲気がより濃くなることが勝率を下げているとも考えられる
この仮説が正しいとしたら、多くの観客がいる試合で勝つためにサポーターができることは冷静にプレーできる雰囲気を作ることだと思う
そして、チームとしてできることは冷静にプレーをしようと心がけることが1つ
またはその反対として、スタジアムの焦りの雰囲気を力に変えることのできる第2の戦術を生み出すことも手だと思う
パワープレーやカウンターなど、会場の雰囲気が後押しとなる戦術を採用し、練習を積み重ね、実践するのも効果的だと思う
今後は観客が多く入る試合でも勝てるように改善していって、シーズンの終わりに首位でいられることを期待したい
次のACLアウェーFCソウル戦、そしてリーグ戦はアウェー新潟戦、どっちも勝って強い浦和を復活させるぞ!
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